古いグリップの取り外し
先ず最初に、古いグリップを取り外していきます。古いグリップはナイフを使って切り取っていきましょう。シャフトにナイフの刃が直接当たらないようにするために、ナイフの刃を斜めに入れていくと安全です。
ただし、スティールシャフトの場合には、あまり気にする必要はありません。この時にスムーズに古いグリップを取り外すためには、ナイフの切れ目を一箇所だけではなく、二箇所に入れるとグリップが容易に外れるようになります。
続いて、古いテープを取り除いていきます。意外に古くなったテープというものは、無理に引き剥がそうとしてもなかなか取り除きにくいものです。そこで、活躍するのがドライヤーなのです。
ドライヤーで古いテープを暖めていくと、非常に簡単にはがれやすくなるのです。また、以前使用していたテープが安物のテープであるほど、取れ除きにくくなるという傾向があります。
こういった場合は、ナイフを使ってテープを削り取っていくようにしましょう。ただし、カーボンシャフトの場合にはナイフで削り取るのは危険です。スティールシャフトと違って、カーボンシャフトはナイフによって傷つけられやすいからです。
この場合は、暖めたり溶剤で溶かしたりして、地道にテープをはがしていくべきです。古いテープが剥がれたら、シャフトを綺麗に清掃しましょう。シャフトにこびり付いた古いテープは、溶剤を染み込ませた布などで拭き取れば、きれいに取り除くことが出来るはずです。